~第一弾 食品工場の樹脂やフィルムの再利用について~
「このコラムでは、食品工場で実践できる産廃費用の削減や、SDGS(持続可能な開発目標)の達成、そしてリサイクルの方法について提案します。」
現在、工場では様々な廃棄物が発生しています。多くの工場ではこれらの廃棄物を費用をかけて処理しています。本記事では弊社が提供する処理費用の削減や有価での買い取り実例をご紹介します。(自動車業界の廃棄物処理方法紹介はこちらから)
弊社は東海圏を中心に様々なリサイクル原料回収会社と協力関係を結び、共にお客様の産廃に関する問題事を幅広く解決してきました。産廃には様々な縛り(物や地域等)やコスト的な問題があります。その問題を協力会社と一緒になって解決しお客様にとって最善の提案をさせていただきます。
・はじめに
・回収方法
・まとめ
日頃、工場で発生する廃棄物にはどのような物があるでしょうか?
工場の端の産廃置場へまとめて溜めて置き、数量がまとまれば回収する物です。処理方法は多岐にわたり、中には「ゴミ」として処分している物を逆に資源として買取させていただくケースもあります。回収しているものは例えば、
➀樹脂やフィルム ②食品廃棄物 ③鉄くず
等、多岐に渡ります。
工場から出る廃棄物については誰もが嫌悪感を抱くかもしれません。理由は、産廃は費用が掛かるし場所も取る。環境に良い処理方法が分からない。どこに相談しないといけないか分からない。直接製造に関わらないから対応が後回しになる。今の処理の仕方が正しいのか分からない等、困り事が多いですよね。そんな時な弊社へ御相談いただければお客様のお悩みに沿った提案をさせていただきます。
本記事ではまずは➀樹脂やフィルム(容器)について詳しく説明します。
廃棄物の素材で一番お引き合いいただく事が多いのが樹脂関係です。その一例が下記の様な物です。
【種類 一例】
パレット
コンテナ
製品容器
製品フィルム
容器成型品の余り
タンク
ペットボトルやキャップ
等…
また樹脂の中でも素材がPP・PE・PETや、層の厚み、再製品化どうかなどの振り分けが多様にあります。弊社では相談いただければその場で概要をお聞きし現場確認させていただき、最適な提案をさせていただきます。
注意点としては
量がまとまっているか
印刷はされているか
臭いはでているか
樹脂の素材は何か(PP・PE・PET等)
保管方法や荷姿はどのようになっているか
等があります。
4tや10tトラックで運搬します。運送費の関係で積載効率を上げる工夫をし、極力1回で多くの資材を運べるよう計算して回収します。廃棄物はコンテナやフレコンバックに纏めていただき回収します。
回収された樹脂を分別、粉砕する会社へ持ち込みます。ここでは樹脂を種類ごとに分けて、粉砕機で粉砕し再利用できる状態にします。ものによっては熱を掛け再度溶かしペレット化といわれる最初の樹脂の姿までにする工程もあります。
このような粉砕化、ペレット化された商品は再度製造メーカーへ持ち込まれ、様々なものに生まれ変わります。
【再生された商品 一例】
パレット、コンテナ
ボールペン
食品容器、トレー
飲料ボトル
日用雑貨
建材
等、新しい商品に生まれ変わり再利用されます。
工場や企業から出る産廃資材は個人に比べ量が多く、いろんなものに再生しやすい特徴があります。
・実例
弊社で行っている活動を簡単にご紹介します。
・自動車工場廃棄部品→粉砕後自動車部品に再利用
・食品容器素材→粉砕再原料化し建材部品へ再利用
・搬送用パレット→粉砕再原料化し再生パレットへ再利用
一部事例ですが、工場から出る廃棄物を様々なものに生まれ変わる提案をさせていただいております。
上記の様に現在お金をかけて廃棄している物が逆に有価で買い取られ、捨てられるのではなく別の何か新しい物に生まれ変わる可能性があります。
特に近年ではリサイクル・SDGsの観点から再生の幅が広く利用されやすくなっています。
再生出来るかどうかを確かめる為に先ずはご連絡をいただければ、お応えさせていただきます。
お問い合わせいただく際は弊社HP「お問い合わせフォーム」または下記連絡先までご連絡お待ちしております。
お問い合わせ先:営業第3グループ 担当:小酒井
TEL:052-201-2471
FAX:052-201-2476
mail:s-kozakai@nakagawashokai.co.jp
最後までお読みいただき、ありがとうございました。